​I様　作曲（楽曲分析）レッスン​

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【レッスン内容】

楽曲分析（アナリーゼ）

 

【習い始めた動機】

一応音楽大学を卒業し、細々とですが音楽教室を営んでおります。

しかし、恥ずかしながらわからない事も多く、音楽についてより深く学びたい、作曲家の意図をより正確に汲み取り演奏に反映させたい、という気持ちが日に日に強くなってきたため先生の門戸を叩くに至りました。

 

【レッスンの様子】

和声や曲の構造、音の動きを家で分析し、結果を楽譜に書いたりレポートを作成し、レッスンで先生に見てもらいご意見を伺う、という内容が主です。

 

一番面白いと感じたのは、理由はわからないが気になった箇所で「この音や和音がもし違う音だったら」と先生が音を変えて演奏してくださった時の事。

クラシック音楽は楽譜通りに演奏する事が普通なので、音を変えて弾くという発想が全くありませんでした。

しかし、それにより本来の音や和音の機能が浮かび上がり、とても驚きました。

その手法を自分が今まで弾いてきた曲に当てはめると、今までと異なった面にどんどん気付く事ができました。

レッスンを受けると自分の無知さを痛感しますが、次々と湧いてくる疑問を先生が丁寧に教えて下さり、毎回とても楽しいです。

最近対位法を学び始めました。

悪戦苦闘しておりますが、同時に少しずつでも知る喜びを享受しております。

 

【教室の様子・雰囲気】

基本的に個人レッスンで他の生徒さんとの接点はないため、あまり言及できません。

先日ピアノを中心とした教室の発表会を聴きに伺ったので、その時の印象を。

 

楽しそうにピアノを弾くお子様の姿、演奏会で弾くような難しい曲を見事に演奏する方々、立候補者を募ってのハンドベル演奏という参加型のイベント等、とても充実していました。

最も印象に残ったのはご来場のご家族の方も含め、皆さん音楽を楽しんでいたことです。

 

芸大の院まで作曲を修め、作品を世に出し続けている先生にピアノを学べるのはとても贅沢なことだ思います。

演奏家の視点、作曲家の視点、多角的なレッスンが受けられる同門の生徒の皆様のこれからが楽しみです。

​（2023年11月）